源泉徴収制度とは?

 源泉徴収(げんせんちょうしゅう)制度とは、一般にサラリーマンなどへの給与の支払い者である企業など事業者が、給与の支払いに際して、所得税などを差し引いて国などに納付する制度である。

 源泉徴収は、所得税を控除する場合に使われる。住民税の控除については特別徴収、社会保険料(健康保険、厚生年金保険料など)、雇用保険料等を控除する場合は徴収という言葉が使われる。

 源泉徴収票は、企業など事業者が個人に支払った給与、年金、退職金、報酬、原稿料、その他の支払額およびその所得税を、源泉徴収したことを証明するものである。一般的に事業者が1月1日から12月31日までの間に支給した給与に対して作成する義務がある。源泉徴収票は2通作成され、作成後は1通を税務署へ、1通を支給した個人に配布する。

 源泉徴収された所得税は、調整を行う必要がある。サラリーマンなどの給与所得者は年末調整(ねんまつちょうせい)、自営業者などは確定申告(かくていしんこく)が、この調整にあたる。

 年末調整とは、サラリーマンなどの給与所得者に支払った給与、1年分(1月~12月の間)から源泉徴収した所得税について、年末、12月の最終支払日以後に再計算を行い、所得税の過不足を調整することをいう。これは、所得税法(第190条~193条)に規定されている。

 一般に、サラリーマンなどの給与所得者は、年末調整をすることで年間の所得税額が決定するため、確定申告をする必要はない。ただし、次の場合は、確定申告が必要となる。

・年収が一定額以上ある場合
・高額な医療費を支払った場合
・2ヶ所以上の事業所などから給与、賃金を受けている場合




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